その土地にしかないもの。
その土地にしかない価値。
私たちにしか伝えられない価値を伝えていきたい。

源じろう計画事務所は、和歌山を拠点に空間のプロデュースからはじめる飲食店を営んでいます。

源じろうという名称は、2003 年にできた『器の店源じろう』から生まれました。
翌 2004 年に、和歌山ではめずらしい近代建築の建物「西本ビル」と運命的な出会いを果たします。
吸い込まれるようにそのビルの3階にある大きな部屋に入りました。
ひび割れたコンクリートの壁。
高い天井の空間に、360 度から差し込む光。
それは空間、場所が持つエネルギーに初めて触れた瞬間でした。
この時の感動がいまも私に場所づくりをさせる原動力になっています。
ただし「西本ビル」は、空間が持つ力を教えてくれただけではなく
試練も一緒にもたらしたのです。
西本ビルを改修してはじめた『小野町デパート』は、スタートしてすぐに悪くなります。
どんなにがんばっても膨らむ借金。
何をどのようにすればいいのか。
何がダメなのか。
本当に苦しみの毎日でした。
そんな中衝撃的な出会いがおこります。
2007 年の秋の夕暮れ時、私は海沿いを和歌山を南に車を走らせていました。
目的はなく、ただただ苦しみから逃れるように。
国道から道を外れたまたま曲がったところに大きな鳥居があり、
そのまま車で通過し山間の緩やかな坂道をのぼっていきました。
道がひらけてきた思った瞬間、目の前に一面の海が広がっていました。
目の前に見えるのは海だけ。
そしてそこに夕日が沈もうとしている。
感動と共に体の中に何かが生まれる瞬間でした。
「あ、これか!これを伝えていくのが使命なのではないのか」
その土地にしかないもの。
その土地にしかない価値。
私にしか伝えられない価値を
伝えていくこと。
それは源じろう計画事務所の絶対的価値観の生まれた瞬間でした。
そしてそれは、私たちのいまも変わらない使命です。


源じろう

ヒストリー

2005年
和歌山市小野町の西本ビルをリノベーションし『小野町デパート』をオープン。
2008年8月
和歌山県有田市に『rub luck cafe』オープン。
2010年5月
和歌山市に『Bar No.11 (bar numero once)』オープン。
2011年11月
和歌山市・片男波海水浴場で地域情報誌「agasus」の25周年記念イベント「満潮祭」を開催。
源じろうが実行委員長を務める。アート・クラフト・飲食店が約20店舗集結。
2014年7月
和歌山県岩出市に『CASADÉCHA1472』オープン。
2015年11月
和歌山市に『WAKAYA津屋』オープン。
2016年3月
和歌山市に『BRING BOOK STORE』を和歌山県立近代美術館内にオープン。
2018年2月
株式会社海南社設立。
2019年11月
和歌山県九度山町に『おむすびスタンドくど』オープン。
2020年6月
JAの味噌加工場『美里味噌加工場』の運営を引き継ぐ。ケバラプロジェクト始動。
2020年7月
企業9社合同で有限責任事業組合FOOD HUNTER PARKを設立し、和歌山市で初となるDBO方式が採用され、
和歌山市の四季の郷公園道の駅『FOOD HUNTER PARK』の管理・運営を開始。
『FOOD HUNTER PARK』内に『火の食堂』オープン。
2020年9月
『Bar No.11』は当時の店長に引き継ぎ、グループから独立。
2021年7月
和歌山県・紀美野町が運営していた『紀美野町星の動物園バンガロー』の運営を受託する。
2021年10月
和歌山市に『源次郎四郎商店(g mart)』オープン。

会社概要

会社名
株式会社 海南社
本社住所
〒642-0021 和歌山県海南市井田136-1
従業員数
24名(2021年12月時点 アルバイト含む。火の食堂を除く)
事業内容
1.飲食店の経営
2.食料品の販売
3.インターネット等を利用した通信販売
4.店舗開業のコンサルティング・ディレクション
5.宿泊施設の運営
店舗
rub luck cafe, CASADÉCHA1472, WAKAYA津屋, BRING BOOK STORE, おむすびスタンドくど, 火の食堂, みさとみそ,
源次郎四郎商店